Orchestre de la Société du Conservatoire, André Cluytens – Offenbach: Les Contes d’Hoffmann (1964-1965/2022)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 02:32:13 minutes | 6,11 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-230
広く愛され続けるクリュイタンス指揮による古典的名盤を最新復刻。
美しいメロディに彩られた名作を世界初SACD化。
最上の音質を目指し新規で本国アナログ・マスターテープより復刻。
歌詞対訳、新規解説付。シリアル・ナンバー付800セット限定盤
オッフェンバックの遺作となった「ホフマン物語」はクリュイタンスにとっても特別な作品で、旧EMIには2回録音を行いました。再録に当たるこのステレオ録音は古典的名盤として未だに広く愛されている演奏です。全編が美しいメロディのこの作品を、伝統あるパリ音楽院管弦楽団と共に紡ぐクリュイタンスの手腕は見事で、生き生きとした躍動感と艶やかさは絶品。ゲッダを始めとした個性ある3人のヒロインなど秀逸な歌手陣も聴きどころです。岸 純信氏による作品の詳細な変遷を記した解説書も必読。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。歌詞対訳、新規解説付。永久保存盤です。800セット限定のシリアル・ナンバー付。
この「ホフマン物語」はクリュイタンスにとっても特別な作品で、旧EMIレーベルに2回のセッション録音を残しました。2回目のこのステレオ録音は古典的名盤として未だに広く愛されている演奏です。この作品は舞台稽古の途中で作曲者が亡くなるなど、上演されるまでとそれ以降でも紆余曲折がありました。その後も1970年に失われた曲が発見されるなど、何度か新資料を反映した版がその都度出ています。このクリュイタンス盤はそれ以前の一般的な版(楽譜出版社のシューダンス社から「《ホフマン物語》第5版」として1907年に出版)を踏襲しています(この曲の経緯はこの後の岸純信氏による文章をお読みください。詳細な解説は非常に興味深いです)。これらの変遷は当時のフランス・オペラの性格上とはいえ、他人の曲も加わって定着するというのは面白い点です。それでも尚且つ、全編が美しいメロディのこの作品を、伝統あるパリ音楽院管弦楽団と共に紡ぐクリュイタンスの手腕は見事で、生き生きとした躍動感と艶やかさは絶品と言えます。とりわけゲッダの存在感、個性ある3人のヒロインはいずれも秀逸で、ダンジェロの美声、シュヴァルツコップの艶やかなまでの巧みさ、デ・ロス・アンヘレスの可憐さなど、秀逸な歌手陣も聴きどころです。本国のアナログ・マスターテープの保存状態も良く、曲調に合った鮮やかな音質でした。それらを総合的に踏まえ、音楽的な品位を残した上でオリジナルを尊重して復刻を行っています。
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