Berliner Philharmoniker, Claudio Abbado – Janacek & Hindemith – Orchestral Works (1989-1995/2020)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:10:13 minutes | 2,82 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Deutsche Grammophon / Esoteric – ESSG-90220
https://www.esoteric.jp/en/product/essg-90220/top
Read moreBerliner Philharmoniker, Herbert von Karajan – Strauss: Don Quixote, Till Eulenspiegels lustige Streiche, Don Juan (1983-1986/2022)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:16:43 minutes | 3,09 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Deutsche Grammophon / Esoteric – ESSG-90261
https://www.esoteric.jp/en/product/essg-90261/top
Read moreAugustin Dumay, Maria João Pires – Mozart, Franck, Brahms – Violin Sonatas (1990-1993/2019) SACD ISO
Augustin Dumay, Maria João Pires – Mozart, Franck, Brahms – Violin Sonatas (1990-1993/2019)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:10:44 minutes | 2,84 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Deutsche Grammophon / Esoteric – ESSG-90219
https://www.esoteric.jp/en/product/essg-90219/top
Read moreChicago Symphony Orchestra, Sir Georg Solti – Debussy: Prélude, La mer, Ravel: Boléro (1976/2012)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 00:48:36 minutes | 1,95 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Decca / Universal Music Japan – UCGD-9036
ショルティ&シカゴ響による1976年録音のドビュッシーとラヴェル。伝説的な管楽器の名手を多数擁していたシカゴ交響楽団による演奏は、オーケストラの機能性と楽器の組み合わせによる色彩の豊かさをフルに味わえるこれらのレパートリーにおいても極限の成果を示しています。DECCAのオリジナル・アナログ・マスターより英国クラシック・サウンドにて2012年DSD化。
Read moreMünchner Philharmoniker, Rudolf Kempe – Brahms: Symphonies Nos. 1-4 [3 SACDs] (1974-1975/2020)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 02:53:11 minutes | 6,94 GB
Genre: Classical | Publisher (label): BASF / Tower Records Japan – ATKSA1003/5
ケンペ最晩年のブラームス:交響曲全集を最新復刻。ケンペの境地が最高の形で結晶した名盤が、過去最高峰の響きで蘇る!未亡人公認の復刻。オリジナルマスターを彷彿とさせるかつてない響きを再現。世界初SA-CD化!
亡くなる約2年半前から半年前にかけて収録された、ケンペの代表作のひとつである名盤。ブラームスはベルリン・フィルとも交響曲全曲を録音していましたが、2曲はモノラル録音であったため、全曲では唯一のステレオ録音です。元々BASFレーベルで収録された、晩年のケンペとミュンヘン・フィルによる貴重なセッション録音。様々なレーベルの盛衰と共にオリジナル・アナログマスターテープは消失してしまったため、今回はオリジナル盤の旧発売元から提供されたマスターを使用して製品化を行いました。これは現存するマスターの中で最良の状態のものとなります。さらに丁寧なマスタリングを施し最大限の音質改善を図りSA-CDハイブリッド盤として復刻。音質に恵まれてきたとは決して言い難いこの名盤が、今までにない鮮度で蘇りました。
ケンペは伝統や古いしきたりに影響されない、まさに「音楽の自然法則」に則って開放的な音楽作りを行ってきた指揮者であり、このブラームスにおいては特にその姿勢と成果が最大限に発揮されている、といって良いでしょう。そのため、このブラームスは発売以来、代表作のひとつとして多くの支持を得てきました。第1番では落ち着いたテンポながらも推進力が強固で、一気呵成に聴かせます。また、この全集中最も音質的にも演奏的にも最高と言える第2番は白眉であり、第3番では確かな構成力と前進する勢いにケンペならでは美学を感じます。そして、全集中最初の録音である第4番では、コントロールの行き届いた適格な指揮が非常に魅惑的。どれも傾向が同じという訳では決してなく、曲の本質を掴み、楽譜からの自然は発露によって音楽が生じているというのが、特に高音質においては顕著に理解できると思います。しかしながら録音面においてはLPでも硬質で不明瞭な印象があり、CD時代でもいくつかの輸入盤ではその状況は同じでしかも解像度が悪いなど、状態が良くない状況が続きました。約10年前XRCDでは過去最高といって良いほどの明瞭な音質で復刻されましたが、今回、最新でさらに1歩進み、潤いが増した滑らかな音質を目指してSA-CD化を行いました。収録場所は同じながらも、曲によって録音状態はそれぞれ異なっていましたが、最新マスタリングには、ALTUSの新技術〈High sampling overtone〉を採用。音質に恵まれてきたとは言い難いケンペの名盤が、過去最高峰の響きでSA-CDハイブリッド化されます。
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The Cleveland Orchestra, Lorin Maazel – Respighi: Feste Romane, Pini di Roma (1976-1979/2024)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:13:43 minutes | 2,97 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Decca / Esoteric – ESSD-90289
https://www.esoteric.jp/en/product/essd-90289/top
Read moreOrchestra del Teatro Dell’Opera di Roma, Tullio Serafin – Verdi: La Traviata [2 SACDs] (1959/2022)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:58:58 minutes | 4,77 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-223/24
デ・ロス・アンヘレスを起用したセラフィン2度目の「椿姫」。情感溢れる歌唱力は絶品!
優秀録音を世界初SACD化。最上の音質を目指し新規で本国アナログ・マスターテープより復刻。
歌詞対訳、新規解説付。シリアル・ナンバー付800セット限定盤
「カルメン」や「蝶々夫人」と並ぶ、デ・ロス・アンヘレスの代表的録音のひとつであるこの「椿姫」は、セラフィン2度目の録音としてだけでなく、数ある同曲の中でも高く評価されて良い傑作です。従来のCDと比べ格段に解像度が高く、質感が向上した今回の復刻により一段と輝きを増しました。丁寧でかつ技術力が高く、情感もある素晴らしい演奏。音質も従来盤を大きく上回ります。優秀録音盤。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。歌詞対訳、新規解説付。永久保存盤です。800セット限定のシリアル・ナンバー付。
この「椿姫」は数ある録音の中でも傑出した演奏であると断言できます。有名な盤も多く埋もれがちとは言え、デ・ロス・アンヘレスの丁寧でありつつも情感ある歌声と抜群の安定感、そして何よりセラフィンの手綱があってこそ成り立つ見事な世界観は絶品。録音も良く、名盤としての価値も高いです。イタリア・オペラ指揮界の頂点に君臨したセラフィンがステレオ初期に残した重要な録音であり、そこにあるのは、効果よりあくまで曲が主体かつ作曲家が中心の解釈。その真摯な姿勢は現代においても魅力的に感じられます。今回、同時発売のローマでの「レクイエム」(TDSA221)とこのアルバムは共通点が多い録音で、1959年6月に「レクイエム」、8月に「椿姫」の収録が行われていました(そして両者とも10月4日も収録。恐らく取り残しもしくは不具合部分の再収録と思われます)。オーケストラも同じローマ歌劇場管弦楽団、収録場所やプロデューサー、エンジニアも全て同一です。しかし音質は異なっており、同じ要素が多いとはにわかに信じられないほどでした。もちろん、セッティングが異なりますので別の録音ではあるのですが質感はかなり違っていました。マスターテープの保存状態やミキシング要因ということも考えられます。いずれにしてもイタリア・オペラ指揮界の頂点に君臨したセラフィンがステレオ初期に残した重要な録音であり、そこにあるのは、効果よりあくまで曲が主体かつ作曲家が中心の解釈。その真摯な姿勢は現代においても魅力的に感じられます。
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National Philharmonic Orchestra, Riccardo Chailly – Rossini: Overtures (1981-1984/2019)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:15:37 minutes | 3,05 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Decca / Esoteric – ESSD-90218
https://www.esoteric.jp/en/product/essd-90218/top
Read morePhilharmonia Orchestra, Lovro von Matacic – Lehar: The Merry Widow (1962/2021)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:19:23 minutes | 3,19 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-190
この作品の究極の理想像とも言えるマタチッチ指揮の名盤が、最高音質を目指し抜群のコンディションで復活!
豪華なキャスティングによる屈指の名曲が蘇りました。
新規解説・対訳付。世界初SACD化!新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから最新復刻。
192kHz/24bitでマスターテープから新たにデジタル化。シリアルナンバー付800セット限定盤
オペレッタの代名詞のひとつでもある「メリー・ウィドウ」は、「白銀時代」と呼ばれた第2次ウィーン・オペレッタ時代を代表する傑作。これまで多くの録音が発売されてきましたが、マタチッチ指揮によるこの演奏の右に出る音源は少ないでしょう。今年没後15年という節目に当たるシュワルツコップによる唯一無二の名唱含む豪華なキャスティング、マタチッチの確かな手綱は見事です。この作品の究極の理想像とも言える名盤が最新で蘇りました。セリフ含め1枚に収録。マスターテープの状態も良く、音質面でも素晴らしい出来です。現況での最高音質を目指し、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説・歌詞対訳付。永久保存盤です。800セット限定のシリアル・ナンバー・シール付。
オペレッタの代名詞のひとつでもある「メリー・ウィドウ」は「白銀時代」と呼ばれた第2次ウィーン・オペレッタ時代を代表する傑作であり、全体的にオペレッタは日本においては聴き手を選ぶ傾向にあるなか、良く聴かれていてファンが多い作品です。これまで多くの音源が発売されてきましたが、この1962年収録のマタチッチ盤の右に出る録音は少ないでしょう。DGのカラヤン盤と並ぶ名盤と言えます。そして、今年没後15年という節目に当たるシュワルツコップもこの演奏では魅力のひとつで、彼女の再録音にあたるこの盤には、当時のEMI、プロデューサーや夫でもあるレッグによる、録音史に残る名盤を制作したいという強い意気込みが感じられます。唯一無二の名唱含む豪華なキャスティング、歌手陣の品位と声質、マタチッチの確かな手綱は素晴らしいです。この作品の究極の理想像とも言える名盤を、セリフ場面を含め1枚に収録しました。マスターテープの状態も良く、音質面でも素晴らしい出来です。数々の名曲・名唱にも魅了されるこの盤もまた、高音質化により見事に蘇りました。声に適性があるSACDでは、さらに素晴らしい音質を堪能できると思います。(1/2)
Michel Corboz, Maurice Duruflé – Fauré & Duruflé: Requiems (1958-1972/2021)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:21:08 minutes | 3,26 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-208
ミシェル・コルボ追悼企画。
この曲の代表的名盤であるコルボの最初の録音を新規で復刻。デュリュフレの自作自演盤も収録。
本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitで新たにデジタル化。
新規解説、歌詞対訳付
2021年9月に亡くなったミシェル・コルボ(1934.2.14-2021.9.2)緊急追悼企画。コルボの代表的録音であるばかりでなく、数あるフォーレ:レクイエムの中でももっとも有名な盤と言える永遠の名盤を、今回の復刻のために新規で制作しました。ERAROレーベルの雰囲気を残した、品性の高い名演奏です。余白には定評あるデュリュフレの自身自演盤をカップリング。こちらも歴史的演奏です。デュリュフレは初SACD化。本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。
コルボは1989年に初めて日本を訪れて以来、特にラ・フォル・ジュルネでほぼ毎年客演を重ねていましたので演奏に接した方も多いと思います。ラ・フォル・ジュルネでは高齢だったにもかかわらず、毎回精力的な指揮を行っていました。音楽に対する真摯な姿に多くの方が感銘を受けたのではないでしょうか。「合唱指揮の神様」と評された姿は、晩年まで健在でした。ある時期、毎年コルボの指揮姿に接することが会期中の大きな楽しみであったことは確かで、今考えても貴重な機会だったと思います。尚、フォーレのレクエイムは上記の音楽祭でも演奏されました。
このフォーレは声楽・宗教音楽の分野では国際的に高い評価を得てきたコルボの代表的録音で、特にフォーレのレクイエムは初出以来、市販で何度も再発されてきた名盤中の名盤として知られた音源であり、SACD化も行われた有名な演奏です。現在では数多くの録音があるなかでも、このコルボ盤と旧EMIのクリュイタンス盤(当企画のTDSA194で2021年6月に発売)が今でも評価が高い歴史的名盤と言えるのではないでしょうか。アプローチは異なるため一概に比較するのは難しいですが、コルボ盤では特に合唱の統制が見事で、オーケストラとのバランス含め、楽曲として高いレベルで融合された一体感がより感じられます。また、この音源では透明感のあるボーイ・ソプラノをソリストに起用し大評判となりました。これ以降、特に合唱指揮者として国際的な名声を得たことで録音活動も活発になり、ERARO以外でも多くの録音を残すことになります。その後の活動に影響を大きく及ぼした記念碑的な音源として、この演奏は永く聴き継がれていくでしょう。この後も何度か再録音を行っていますが、やはりこのERATO盤は別格です。尚、今回はコルボの追悼盤ではありますが、余白にデュリュフレの自作自演盤をカップリングしています。ステレオ初期のERATO音源で歴史的に価値の高い貴重な演奏ですので、高音質で聴く重要な機会と捉えました。
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Masahiko Togashi & J.J.Spirits – So What (2017)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:05:12 minutes | 2,62 GB
Genre: Jazz | Publisher (label): Venus Records – VHGD-201
Japanese free jazz corner stone percussionist Masahiko Togashi is known mostly by his late 60s-early 70s advanced recordings but actually he continued playing and recording up to the beginning of new century. His music is mostly all avant-garde jazz but there is a rare exemption — his J.J.Spirits (or Japan Jazz Spirits).
His accompanying all-star quartet on this date included legendary pianist Masahiko Satoh (another Japanese free jazz cult figure),sax player Kohsuke Mine (better known by his excellent albums from early 70s) and bassist Nobuyoshi Ino. Surprisingly enough for band of such background, J.J. Spirits played mostly jazz standards not all that far from originals.
Here on this live gig (as almost on any other music recorded by Togashi as leader) an extremely important factor is great team and band members’ communication. Togashi was a better organizer than leading artist, and his best albums are well-organized collaborative works
Read moreBerliner Philharmoniker, Herbert von Karajan – Strauss: Eine Alpensinfonie, Metamorphosen (1980/2021)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 01:17:17 minutes | 3,1 GB
Genre: Classical | Publisher (label): Deutsche Grammophon / Esoteric – ESSG-90240
https://www.esoteric.jp/en/product/essg-90240/top
Read moreOrchestre de la Société du Conservatoire, André Cluytens – Offenbach: Les Contes d’Hoffmann (1964-1965/2022)
SACD Rip | SACD ISO | DST64 2.0 > 1-bit/2.8224 MHz | 02:32:13 minutes | 6,11 GB
Genre: Classical | Publisher (label): EMI / Tower Records Japan – TDSA-230
広く愛され続けるクリュイタンス指揮による古典的名盤を最新復刻。
美しいメロディに彩られた名作を世界初SACD化。
最上の音質を目指し新規で本国アナログ・マスターテープより復刻。
歌詞対訳、新規解説付。シリアル・ナンバー付800セット限定盤
オッフェンバックの遺作となった「ホフマン物語」はクリュイタンスにとっても特別な作品で、旧EMIには2回録音を行いました。再録に当たるこのステレオ録音は古典的名盤として未だに広く愛されている演奏です。全編が美しいメロディのこの作品を、伝統あるパリ音楽院管弦楽団と共に紡ぐクリュイタンスの手腕は見事で、生き生きとした躍動感と艶やかさは絶品。ゲッダを始めとした個性ある3人のヒロインなど秀逸な歌手陣も聴きどころです。岸 純信氏による作品の詳細な変遷を記した解説書も必読。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。歌詞対訳、新規解説付。永久保存盤です。800セット限定のシリアル・ナンバー付。
この「ホフマン物語」はクリュイタンスにとっても特別な作品で、旧EMIレーベルに2回のセッション録音を残しました。2回目のこのステレオ録音は古典的名盤として未だに広く愛されている演奏です。この作品は舞台稽古の途中で作曲者が亡くなるなど、上演されるまでとそれ以降でも紆余曲折がありました。その後も1970年に失われた曲が発見されるなど、何度か新資料を反映した版がその都度出ています。このクリュイタンス盤はそれ以前の一般的な版(楽譜出版社のシューダンス社から「《ホフマン物語》第5版」として1907年に出版)を踏襲しています(この曲の経緯はこの後の岸純信氏による文章をお読みください。詳細な解説は非常に興味深いです)。これらの変遷は当時のフランス・オペラの性格上とはいえ、他人の曲も加わって定着するというのは面白い点です。それでも尚且つ、全編が美しいメロディのこの作品を、伝統あるパリ音楽院管弦楽団と共に紡ぐクリュイタンスの手腕は見事で、生き生きとした躍動感と艶やかさは絶品と言えます。とりわけゲッダの存在感、個性ある3人のヒロインはいずれも秀逸で、ダンジェロの美声、シュヴァルツコップの艶やかなまでの巧みさ、デ・ロス・アンヘレスの可憐さなど、秀逸な歌手陣も聴きどころです。本国のアナログ・マスターテープの保存状態も良く、曲調に合った鮮やかな音質でした。それらを総合的に踏まえ、音楽的な品位を残した上でオリジナルを尊重して復刻を行っています。
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